|
■3月11日(土)中京 ファルコンS(GIII)
今年から開催がトライアル時期である3月へと移行したファルコンS。2番人気のタガノバスティーユが直線力強く抜け出して快勝した。クラシックレース前への開催時期変更ということで、陣営にとってもココを使うことで距離適性を見極められる分岐点のレースとなった。クラシック路線か?短距離路線か?まさにこのレースの内容が陣営の選択を決定づけるものに。
勝ったタガノバスティーユは4角で大外を回り、直線でも間に合わないか?と思えるような位置取りからの強襲だった。鞍上のゴーサインにスッと反応という内容でもなかったが、追い通し何度も繰り返された見せムチ、肩ムチに見事に応えたもの。マイルの距離にも勝ち鞍があり、少々ズブいレース運びからして現状では1400m〜1600mあたりに適性を感じる内容。雄大な馬格から坂のあるコースへの対応も十分可能である。この勝利で陣営もNHKマイルC(5月7日、東京、G1、芝1600m)を完全に視野に入れることとなった。
残念なのは1番人気で3着に惜敗したレッドスプレンダー。4コーナーで各馬が仕掛けて上がってきた際に、内目に押し込まれ少々ポジションを下げたのが痛かった。2着には逃げたアイアムエンジェルが残っており、もう少し強気に前に出ていればと悔やまれるレース内容。結果的に終始内目を通らざるをえなかった1番枠というものが仇になってしまった格好。それでいて直線ではジリジリと脚を伸ばし、際どい3着にきているあたりに能力の高さは感じられた。
勝ったタガノバスティーユには今後のマイル路線での活躍に期待を寄せたい。反面、諄々たるスプリンター脚質と呼べる馬も少なかったレースで、ここを1つの分岐点とした各陣営の選択が非常に興味深い。 |
|