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■3月18日(土)中山 フラワーC(GV)
混沌とした桜戦線に関東馬がまた1頭名乗りを上げた。6番人気の伏兵キストゥへヴンが直線で鮮やかな差し脚を伸ばし、早め先頭から粘り込みを図った1番人気フサイチパンドラをゴール手前で見事に差し切った。管理馬の勝利により戸田博文厩舎が開業6年目にして念願の重賞初制覇を手にした。 中団の内目で終始折り合いに専念し、直線で外に持ち出すと凄まじい斬れ味で弾けた。
ビューティーパールとフサイチパンドラの先導によるハイペースではあったが、その末脚には418キロ(当日馬体重)を感じさせないタフな破壊力があった。ゴール50m手前でセーフティなリードにも思えたフサイチパンドラを、並ぶまもなく瞬時に差し切ったレース内容。現時点の小柄な3歳牝馬にしては抜けた勝負根性と内面の強さというものが勝因の1つにあった。レース前に戸田調教師も明言していた「小柄な牝馬のわりに調整に気使うところが何もない」、という精神面での強さがこの勝利をもって立証される形となった。
1番人気のフサイチパンドラは、最初のコーナーで「外からきた馬にこすられて怒ってしまった」(角田騎手)というようにスムーズさを欠いたのと、口を割って頭を上げたり下げたりと折り合いに不安があったことも2着惜敗の要因。それでいて直線では、早め先頭からあわや押し切るか?とも思われたレース運びで性能の高さは疑う余地もない。賞金の加算により桜花賞出走もほぼ確実なものとなり、1ハロン距離が短縮される桜花賞での走りに期待が持たれる。
今年は例年に無く関東馬が強い勝ち方で桜の切符を手にしており、候補が集う本番の桜花賞(4月9日、阪神、芝1600)が今から待ち遠しいかぎりである。 |
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