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■3月25日(土)中山 日経賞(GU)
伝統の第54回日経賞は、1番人気で挑んだリンカーン(横山典)が直線で満を持して抜け出し快勝した。過去GU2勝、GT2着2回の実績がここでは抜けた存在であったことを堂々と証明してみせた。終始好位で前を行く馬の直後で折り合い、直線は抜け出すタイミングだけを図っての理想的なレース運び。休養明け、過去に連対実績のなかった58キロでの競馬という観点からも、この勝利はリンカーンにとって実に価値あるものとなった。
天皇賞への望み(2着以内)を狙った2番人気のコスモバルクは、いつもより馬は落ち着いているようにも見えたが、若干折り合いに欠ける面が出てしまい8着に敗れた。ただ4コーナーで早々と手ごたえが怪しくなっていたことから、復調には少し時間の掛かるレース内容。気持ちと走りとが噛み合うコスモバルク本来の勇姿が待たれる。
残念なのは2着に入ったストラタジェム。終始最後方から、直線だけの競馬で2着まで押し上げてきている。「スムーズに捌けていれば際どかった・・・」(デムーロ)というように悔やまれるレース内容。果敢に格上挑戦してきた陣営の意図も頷けるものであった。
今期はこの日経賞から始動してきたリンカーン。レース後に音無調教師も「リンカーンには横山君が合っている」と有馬記念からコンビを組んでいるパートナーとの相性を絶賛しており、最高の形でディープインパクトの待ち受ける春の天皇賞(4月30日、京都、芝3200m)へと挑むこととなった。「無冠の大器」という称号は完成された今期のリンカーンにはもう相応しくない。この勝利で打倒ディープインパクトが意味する、悲願のG1奪取というものがいよいよ現実味を帯びてきた。 |
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