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■4月29日(土)東京 青葉賞(GII)
ダービーのトライアルレースとして行われた第13回青葉賞は、メンバー中唯一の重賞ウィナーである1番人気アドマイヤメインが、鮮やかな逃げ切り勝ちを収め、ダービーの有力候補へと名乗りを上げた。序盤から楽に先手を奪ったアドマイヤメインは、向こう正面で後続に5馬身ほどの差をつけ、3〜4コーナー手前では逆に後続を引きつける余裕さえ伺わせた。直線に向くと満を持してのゴーサインに鋭く反応し、追いすがる後続を一気に引き離すという何とも味のあるメリハリの効いたレース内容であった。ここ2戦、逃げに転じて詰めの甘さを解消させたアドマイヤメインの真骨頂が見事に開花したレースとなった。
しかもレース中に前脚の蹄鉄を落鉄させていたにもかかわらず、逃げ切るには過酷な東京の2400mを4馬身の着差をもって快勝したのだから、その高い能力には驚かされるばかり。同馬を管理する橋田調教師も「ダービーをいい状態で使うために、皐月賞は使わず、思ったとおりにここまでは来ています」と、ダービーを完全に視野に入れながらの前哨戦での勝利というものに確かな手ごたえを掴んでいた。
2着に入ったのは、アドマイヤメインの離れた2番手を進んだ5番人気のマイネルアラバンサ。ぺースに左右されない安定したレースセンスというものが光った。惜しまれたのは、唯一後方から脚を伸ばして3着に入った4番人気のエイシンテンリュー。メンバー最速の上がり(35秒0)を駆使して後方から追いすがるも、2着のマイネルアラバンサに1馬身半と詰め寄ったところが無情にもゴール。道中の位置取りに加え、直線でスムーズに前を捌けていれば、さらに際どい勝負へと持ち込めていたはずで惜しまれるレース内容であった。
終わってみれば、関西馬が1着から3着までを独占しダービーの優先出走権を獲得した。皐月賞組との比較という観点からも、別路線からダービーに名乗りを上げてきた馬達の存在こそ、華やかな日本ダービーをさらに盛り上げるもの。アドマイヤメインという強力な逃げ馬の存在は、日本ダービーという栄誉あるレースの質をもさらに高めるものとなる。同じアドマイヤの勝負服の選択を迫られることとなった武豊の嬉しい誤算というものが今後は注目される。栄誉ある日本ダービーの主役達が、着実にそのステージへと駒を進めてきている。
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