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■5月6日(土)京都 京都新聞杯(GII)
毎年のように有力馬がここをステップにダービーへと駒を進めてくる京都新聞杯。今年は伏兵視されていた3番人気のトーホウアランが、直線で早め先頭に立ち、追いすがる後続の追随を許さず見事に押し切った。これで4戦3勝の戦績でダービーの舞台へと駒を進めることとなった。輸送の影響があり、前回で減っていた体もプラス6キロと持ち直しており、短期放牧によるリフレッシュ効果というものが勝因としてあげられる。スローペースに乗じて4角先頭から上がり3ハロン33秒4の脚を使われては、後ろからの馬には酷なレース展開となってしまった。
尚、2着には極端にスローな流れを見越して、内から早めに動いていった岩田康騎手のアペリティフが入り、上位2頭は内目から早めに仕掛けた馬によるワンツー決着となった。明暗を分けるかのように、1番人気のマルカシェンクと2番人気のアエローザは、終始後方で4角でも大外に進路を取らざるおえなかったことが、致命的な敗因へとつながってしまった。それと、全勝馬同士の対決という意識から、お互いを牽制しすぎたということも、少なからずレースの背景には存在していた。
特にマルカシェンクについてはスタート直後意識的にポジションを下げ、アエローザを徹底マークしたことが悔やまれる。4角で外から動いていったアエローザのさらに外から同時に仕掛けていったが、直線での反応にいまひとつ冴がなく5着に敗れてしまった。それでも最後の直線では、一旦はアエローザに突き放されるもゴール前では逆に猛追してきており、次走ダービーに向けては収穫のあるレース内容といえる。
3戦3勝のマルカシェンク、2戦2勝のアエローザ、2頭の全勝馬が人気を二分したレースではあったが、経験の浅い3歳馬が勝ち続けるということは、極めて困難であることを痛感させられたレース。しかしながら、若駒ゆえ経験(敗戦)から得るものは決して少なくない。経験をステップに逞しさを増していく3歳馬の成長過程というものは、我々ファンにとっても大変興味深い競馬の魅力の1つなのである。
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