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■6月3日(土)東京 ユニコーンS(GIII)
3歳ダート界の出世レースで名高い、第11回ユニコーンSが3日東京競馬場で行われた。歴代の勝ち馬にはタイキシャトル、アグネスデジタル、ユートピア、そして昨年のカネヒキリと、7頭がその後のG1を制している注目度の高いレースである。今年はフラムドパシオンの戦線離脱をはじめ、1000万条件12頭の除外馬も数え、オープン2勝馬さえ存在しない大混戦のレースとなった。
そんなレースを制したのは、単勝4番人気の伏兵ナイキアースワーク。速い流れが功を奏した感もあるが、道中は後方に待機し直線では前を行く馬達を並ぶまもなく一瞬のうちに差しきった。2着となったヤマタケゴールデンに4馬身という着差もつけており、その息の長いしっかりとした末脚は、完全に他馬を凌ぐ性能の違いとさえ感じさせるものであった。レース後の談話の中で騎乗した横山典騎手から、「抽選対象でしたが、いい馬が回ってきたと思ってました。背中とトモがもう少し良くなれば鬼に金棒でしょう」、などという将来性を感じさせてくれる発言もあり、今後のダート戦線での活躍によりいっそう期待が高まった。
尚、断然の支持を集めた1番人気のアエローザは、終始中団を進むも直線では脚色が鈍り12着に大敗した。敗因はダート適正というよりも、経験したことのないマイルの速い流れというものに、馬が戸惑ったものと考えられる。見逃せないのは、出遅れながらも2着にまで押し上げてきたヤマタケゴールデンと、3角で不利を受けながらも際どい3着にまで詰め寄ってきたフィールドオアシスだ。結果的に2番枠からのスタートということで、内目でゴチャついてしまったことが勝ち馬との決定的な差へとつながってしまった。外枠からスムーズなレースが出来ていれば、多少なり結果は違っていたものと思われる。
上半期の3歳ダート馬の頂点を決める交流G1ジャパンダートダービー(7月12日 大井 ダート2000m)のJRA所属馬による前哨戦は終わった。世界レベルを知るフラムドパシオンの戦線離脱は惜しまれるが、世界を意識させてくれる砂馬の誕生を心から待ちたいと願う。暑い季節同様に、ダート戦線はこれからが熱い!
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