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■6月25日(日)京都 宝塚記念(GI)
ディープインパクトが世界へ羽ばたく壮行レースとなった初夏のグランプリ第47回宝塚記念。そしてそのステージに再びあの衝撃が舞い降りた。レースを制したのは言うまでもなく単勝1.1倍という圧倒的支持を集めた主役ディープインパクト。初めて経験する雨の中の重い馬場であったが、名馬の走りに何ら影響を及ぼすことはなかった。後方から前を伺うレース展開であったが、3コーナーの下りから一気に並ぶまもなく前を抜き去っての完勝劇。
注目の2着争いは重賞2勝馬でありながら、10番人気という低評価に反発するかのように京都4勝の実績馬ナリタセンチュリーが入った。道悪の京都記念(GII)を勝った経験もあり、重い馬場への適正を示した今回の好走ではなかったか。尚、3着にも道悪の中山記念(GII)を5馬身差で勝っているバランスオブゲームが入り、道悪適正を備えた人気薄の実績馬の台頭が目立ったレースであった。
対照的に2、3番人気の支持を集めたリンカーンとコスモバルクであったが、終始好位で流れに乗るも最後の直線で力尽きそれぞれ9着、8着へと敗れ去った。直線では既に脚を失っていたことからも、脚をとられる重い馬場が能力を半減させてしまった残念なレースとなってしまった。立て直しての秋に期待したい。
武豊騎手自身55勝目のG1、そしてディープインパクトにも5冠という称号が与えられた。そして英国ではロイヤルアスコット開催が5日間に及び行われ、注目のプリンスオブウェールズS(GI)ではエレクトロキューショ二ストが半馬身差の2着で休み明けを順調に始動した。そして昨年の全欧年度代表馬であるハリケーンランも、あのエルコンドルパサーの勝ったサンクルー大賞典(GI)からキングジョージ(GI)を目指すこととなった。この2頭、まずはキングジョージでハーツクライの前へと立ちはだかることとなる。
そして舞台は10月のフランス:凱旋門賞へと移り、ディープインパクトを交えた頂上決戦となるわけだ。この宝塚記念でディープインパクトが見せたあの勝負どころでの速い脚に世界を本気で意識し始めた人も少なくない。 世界へと旅立つ準備が順調に進むことだけを今は願いたい。世界の競馬が確実に今動き出した。
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