|
■7月9日(日)京都 プロキオンS(GIII)
阪神競馬場が改修工事により今年は京都競馬場で行われた短距離ダートの重賞プロキオンS。ダートの1400mの舞台で行われるオープン競走は極端に少なく、秋まで番組がないことからも、距離ベストの馬達がここに照準を合わせフルゲート16頭により行われた。
堅いレースという過去の傾向をあざ笑うかのように、レースを制したのは7番人気と伏兵視されていたメイショウバトラー。好スタートから流れに乗り、直線早々と先頭に踊り出ての快勝劇。屈腱炎で1年5ヶ月という長い休養を余儀なくされた馬だが、芝重賞でも好走していた高い潜在能力が、本来ダート血統という後押しを得てのダート重賞圧勝劇ではなかったか。管理する高橋成調教師も「今回は楽しみ」とレース前に手ごたえを感じていたことからも、一叩きされての効果が歴然であったということが今回の勝因へとつながった。それを裏付けるかのように、もともとは500キロを超す大型牝馬が長期休養明けの前走では490キロ台に体を減らしていたが、今回はプラス10キロ、504キロと体を持ち直しての出走であった。
尚、2着には1番人気のシーキングザベストが外から強襲し、重賞勝ちこそないが京都ダート1400mの巧者ぶりをあらためて印象づけた。実績では最右翼であった2番人気のリミットレスビッド(6着)の敗因だが、前走で10キロ減らしていた馬体を4キロ戻しての出走であったが、軽めの調整に徹した中間の馬体維持というものが多少なりレースに影響を及ぼしたものと考えられる。尚、中団から追い込んできた関東馬シンボリエスケープ(4着)のゴール前の脚は際立っており、少し後ろすぎた道中のポジショニングが何とも悔やまれた。
過去にダート戦にて6馬身差という圧倒的なパフォーマンスでの勝利もあるメイショウバトラー。それにダートで10勝を積み上げたメイショウホムラを父に持つ血統背景。「サラブレッドは血で走る」ではないが、血脈というものは突如サラブレッドの可能性というものを最大限に引き出すことになる。そんな果てない血のロマンを感じさせてくれた今回のプロキオンSではなかったか。おそらく再戦が濃厚な今秋のJBCスプリントが今から楽しみである。
江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」 |
|