2006/08/21

■8月20日(日)札幌 札幌記念(GII)

サマー2000シリーズの第4戦である第42回札幌記念が20日良馬場の札幌競馬場で行われた。北海道地方は観測史上1,2を争う記録的な猛暑に見舞われており、直前で疾病により出走を取り消したブルートルネードなど、各馬の体調維持にも例年とは違う苦労というものがレースの背景には存在していた。

そんな今年のレースを制したのは、単勝1番人気に支持された武豊騎乗の3歳馬アドマイヤムーン。終始後方からレースを進め、4角では9番手のポジションから上がり33秒5の決め手を発揮し外から鮮やかに差しきった。騎乗した武豊騎手はこれで札幌記念7度目の勝利となりJRA重賞も通算で230勝目となった。

函館でデビュー戦を勝ち上がり、札幌のクローバー賞、札幌2歳Sと3連勝。昨夏の強かったアドマイヤムーンが完全に北都の地で蘇った。レースはタガノデンジャラスが先行し、ゆったりとしたスローペースで流れたが、前を走るレクレドール、マチカネキララ、マヤノライジンらを大外から一気に加速したアドマイヤムーンがまとめて差しきった。レースの上がりが34秒3という速い決着の中を33秒5というさらに上をいく上がりタイムで差しきったのだから完勝といえる勝利。

尚、2着には紅一点参戦していた牝馬のレクレドール(9番人気)が粘り、「洋芝適正」と「牝馬」という札幌記念との好相性ぶりをそのまま結果に反映した好走であった。

サマー2000シリーズも今週の新潟記念をもってシリーズ5戦全てが終了となる。注目されたエリモハリアーもこのレースで5着に入り、GII競走のポイントにあたる「3」を獲得した。よって、アドマイヤムーンのシリーズチャンプの可能性はなくなり、初代チャンプの行方は最終戦である今週の新潟記念の結果待ちとなった。暑い夏を駆け抜けてきたシリーズチャンプの行方も気になるところではあるが、昨年札幌記念を勝ったへヴンリーロマンスが次走で秋の天皇賞を制覇していることからも、この札幌記念が今後持ってくる意味合いも大きく変わってくるものと考えられる。勝ったアドマイヤムーンが参戦を表明している秋の天皇賞(10月29日 東京 GI 芝2000)で結果を残すことにでもなれば、今後さらなる実績馬の参戦が見込めるからである。夏に刻んだ足跡が秋には確かな実りへと変貌していく勇姿を見たいものである。

江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」

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