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■9月9日(土)中京 朝日チャレンジC(GIII)
秋の天皇賞(10月29日 東京 芝2000m GI)を最大目標にしている馬達が集結した伝統の第57回朝日チャレンジCが、9日開催初日の中京競馬場芝コースにて行われた。レースを制したのは単勝7番人気の伏兵トリリオンカット。外国産馬であるトリリオンカットは、3歳時、京都新聞杯4着、菊花賞8着と健闘したが、その後は長い時間をかけて条件戦からオープンまで上り詰め、33戦目にして手にした念願の重賞初制覇。
レースは、スタートで一旦はメジロマイヤーにハナを譲った1番人気のコンゴウリキシオーであったが、2コーナーに差し掛かると、早くもメジロメイヤーを交わして先頭に立つ。前半3ハロンは35秒フラット。先頭に立つまでに時間を要したからかさほど速いペースではなかったが、そこからが今期のコンゴウリキシオーの真骨頂。4ハロン目と5ハロン目は12秒台と一息入れ、ラスト残り5ハロンは全て11秒台を刻むという何とも味のあるスピードの緩急であった。
直線では必死に粘りこむコンゴウリキシオーと、終始3〜4番手を進み進出してきたトリリオンカットとの非常に密度の濃い見ごたえのある追い比べが展開されたが、ゴール寸前でトリリオンカットがコンゴウリキシオーをクビ差交わして勝利した。勝ちタイムはレコードにコンマ1秒差の1分57秒4と極めて優秀な走破時計であった。コンゴウリキシオーのハイラップに引っ張られたのも事実だが、能力がなければ叩き出せるタイムでもなく、徹底的に一番人気馬をマークして、厳しい流れの中を自らの力で果敢に前を捕らえにいった完勝といえる。
惜しくもクビ差2着に敗れたコンゴウリキシオーだが、レースの後半1000mの方が前半を1秒5凌いでおり、それもマーペースでもなかった同馬が刻んだラップとならば、その強靭な脚力と心肺機能には今後も目が離せない。今回は早めに動いたタイガーカフェに絡まれたことも誤算であったが、秋のG1シーズンに期待を抱かせる十分なレース内容であった。
勝ったトリリオンカットを管理する音無厩舎だが、前日8日に厩舎の看板馬であるリンカーンの屈腱炎による引退を発表していただけに、実にタイミングのいい僚馬リンカーンの後継誕生となった。芝中距離路線の既存勢力を脅かす馬が、また一頭新たに誕生したレースとなった。
江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」 |
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