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■9月24日(日)中山 オールカマー(GII)
夏を駆け抜けてきたサマー2000シリーズの参戦組に加えて、秋に向け夏場を充電にあてていた馬達の復帰レースとなった伝統の第52回産経賞オールカマー(GII)が、24日良馬場の中山競馬場芝コースで行われた。今年のレースを制したのは、GII5勝の実績を誇る単勝4番人気のバランスオブゲーム。レースはメジロマントルが先手を奪ってのスローペースで進んだが、好スタートから好位を進んだバランスオブゲームが、レース巧者らしく直線早め先頭から後続の差し脚を封じ込んだ。
鉄砲駆けとGIIでの強さには定評のあるバランスオブゲームの存在感をあらためて示した勝利であった。尚、ハナ差の2着には後方からポジションを上げ、内から賢明に差し脚を伸ばした単勝2番人気のコスモバルクが入り、晴れて天皇賞(10月29日 東京 芝2000m GT)の出走権利を得た。3着には単勝6番人気のディアデラノビアが、いつもより早めの競馬で見せ場をつくったが、僅差及ばず残念ながら惜敗した。
1番人気に支持されていたエアシェイディだが、中団からレース進め4角では3番手にポジションを上げたが、直線で伸びきれず5着に敗れた。残念だったのは、サマー2000シリーズの初代王者スウィフトカレント。このレースでも単勝3番人気に支持され、後方組の中では唯一メンバー最速の上がり(34、7秒)で追いすがったが、上位とはタイム差なしの4着が精一杯だった。勝ったバランスオブゲームから4着のスウィフトカレントまでがタイム差なしという激戦であったが、後方から唯一脚を伸ばしたスウィフトカレントのレースぶりは勝ちに等しいレース内容ではなかったか。
バランスオブゲームの勝因の1つに騎乗した田中勝騎手の好騎乗というものもあった。前半は頭を上げ折り合いに苦心していたが、ラヴァリージェニオ、アルファフォーレスを前に行かせたことで、バランスオブゲームは落ち着きを取り戻した。位置取りを意識しすぎていたならば出来ない乗り方であり、馬との呼吸を優先させた好騎乗であったといえる。それにしても、
ゴール寸前で真横にいた目の前の敵バランスオブゲームではなく、コスモバルクの五十嵐冬樹騎手の視線の先はバランスオブゲームのさらに外にあった。天皇賞への出走が確実となる2着以内というものを、馬の背中で自分の目で確かめていた騎乗ぶりに映った。
結果的には実績馬が夏の上がり馬の台頭を拒んだ今年のオールカマー。それぞれの秋は今ゆっくりと時を刻み始めた。
江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」 |
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