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■12月2日(土)中山 ステイヤーズS(GII)
人馬の呼吸と本質的なステイヤーとしての資質が問われるJRA平地最長距離重賞:第40回ステイヤーズSが、2日開幕週の中山競馬場芝3600mを舞台に行われた。今年のレースを制したのは、オリビエ・ペリエ騎乗で断然の1番人気に支持されていたアイポッパー。好スタートから終始3番手の外につけ、前の出方を伺うという理想的なレース運び。3コーナー手前から仕掛けぎみに各馬が動く中、絶好の手ごたえのまま直線入り口を迎えたアイポッパーが、逃げたメジロコルセアを早めに交わし去り、後続の脚をも封じ込んだまさに完勝劇であった。
レースは1000mの通過が61、5秒という平均ペース。そんな流れを3番手からの競馬で直線入り口では早々と先頭に立つというステイヤーらしいレースぶりであった。自らがメンバー最速の上がり(35、3秒)の脚で、2着したトウカイトリックに3馬身差をつけ、そしてレース自体の上がりをコンマ5秒上回るという圧倒的なレース内容であった。重賞未勝利の身ながら重賞戦での好走歴は豊富な馬で、重賞ウィナーの仲間入りを果たしたこの勝利によってさらなる飛躍が見込める馬だといえる。
これで3年連続で外国人騎手がこのレースを制したことになった。また、このレースで2着したトウカイトリックの手綱をとっていたのもルメール騎手で、長丁場における外国人騎手の手綱捌きというものを、あらためて認識させられたレースであった。終わってみれば1、2番人気での決着となった第40回ステイヤーズS。しかしながら、勝ったアイポッパーと2着したトウカイトリックとの間にあった3馬身という着差に、着差以上の能力差を感じたファンも少なくないだろう。
アイポッパーにとっては重賞挑戦12度目にしての念願のタイトル。晩成型ステイヤーの素質が一気に開花した今回の勝利ではなかったか。自信をつけた晩成型ステイヤーの次走は、クリストフ・ルメールとのコンビで有馬記念(24日、中山、GI、芝2500m)が予定されている。スピードが優先されつつある近年の競馬事情ではあるが、晩成型ステイヤーが挑む今後の活躍には注目していきたい。
江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」 |
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