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■12月16日(土)中京 愛知杯(GIII)
一昨年から牝馬限定戦へと変更され、ここ2年大きな波乱決着となっている第44回愛知杯が、16日曇り良馬場の中京競馬場芝2000mを舞台に行われた。そんなレース背景とは裏腹に今年のレースを制したのは、断然の1番人気に支持されていた武豊騎乗のアドマイヤキッス。レースは先手を奪ったスルーレートとファランドールがお互い譲らず、前半の1000mを59秒1というハイラップで流れたが、外枠から好スタートで3番手につけていたアドマイヤキッスが直線で早めに抜け出し、追いすがった3番人気のコスモマーべラス(2着)の猛追をコンマ2秒差凌いでの勝利であった。
GIロードを歩んできた疲労と、トップハンデにあたる56`という斤量が懸念されたが、そんな心配すら無用といえる今回の完勝劇であった。この秋にも同舞台のローズS(GII)を勝ち上がっており、これで中京芝2000mでは負けなしという相性の良さ。そんな観点からも舞台との相性というものが今回の勝因に大きく結びついたものといえる。
桜花賞ではキストゥへヴン、そしてオークス、秋華賞ではカワカミプリンセスの前に苦杯をなめてきたアドマイヤキッスではあるが、今年の牝馬3冠レースすべてにおいて1番人気に支持され続けた実力は、この勝利によってさらに厚みを増したこととなり、世代トップの実力馬であることをあらためて証明してくれた今回のレース内容ではなかったか。
尚、2着に入ったコスモマーべラスだが、今回は後方からレースを進め、4角10番手からメンバー最速の上がり(34,1)で勝ち馬に迫ったが惜しくも惜敗。それでも後方からのレースで、勝ち馬に迫った決め手には見るべきものもあり、逃げてよし、差してよしというこの馬の自在性は今後も注目される。
また、3着にも2番人気のソリッドプラチナムが差し脚を伸ばしてきており、終わってみれば着順こそ違うものの1〜3番人気馬達による堅い決着となった今年の愛知杯。ハンデ頭の人気馬にとっては、小回りコースにおけるハンデ戦という厳しい設定ではあったが、そんな悪条件をも掻い潜って結果を出せるか?というところに真の価値は問われていたわけで、この勝利によって来年以降の古馬アドマイヤキッスのさらなる飛躍が楽しみなものとなった。
江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」 |
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