2007/01/09

■ 1月6日(土)京都 京都金杯(GIII)

00年に従来の2000mの距離から1600mへと変更となった京都金杯。今年は当日の天候には恵まれたものの、雨の影響が残り馬場状態は稍重発表の中行われた。そんな今年の京都金杯を制したのは、柴田善騎手を配し関東から参戦していたマイネルスケルツィ(7番人気)。

レースは好スタートをきったマイネルスケルツィが、他に行く馬がいないとみるや、気合をつけて先手を奪いそのままマイペースの競馬へと持ち込んだ。デビュー2戦目となった未勝利戦(2着)以来となる「逃げる競馬」というものが、マイネルスケルツィが持つスピード能力を最大限に活かしきった今回のレース内容。今年で45回目となった京都金杯で、関東馬の優勝は初めてで、手綱をとった関東騎手の優勝すら初めてという、まさに京都金杯の歴史を塗り替える快挙であった。

尚、2着にはゴール寸前で粘るサクラメガワンダー(3着)を外から強襲した8番人気のエイシンドーバー(蛯名)が入り、奇しくも伏兵馬に跨る関東所属騎手によるワンツー決着となった。同じ関東馬で1番人気に支持されていたキンシャサノキセキ(安藤勝)だが、スローペースに折り合いを欠き6着に敗れた。レース後の談話の中で跨った安藤勝騎手からも、「掛かっていったら、ハミにモタれる感じになってしまった」ということからも、馬との折り合いが全てだったといえる今回の敗戦。

マイルCS4着からマイルを求めて再び西下したマイネルスケルツィ(関東馬)が京都金杯を制した意味というのは、関東の陣営に多大な影響を及ぼした勝利であったといえる。今後は北海道・新ひだか町のビッグレッドファームへと放牧に出され、春の最大目標である安田記念(6月3日 東京 芝1600m GI)を視野に調整を進めていく同馬。

500`を超す雄大な馬体と、透き通るような皮膚の薄さを持つマイネル軍団の新総大将の今後がより楽しみなものとなった。新たなる戦術(逃げ)を得た関東の新エース格の春が今から待ち遠しい。

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2007/01/09

■1月6日(土)中山 中山金杯(GIII)

2007年中央競馬の幕開けを告げる東の金杯:第56回中山金杯が、6日雨の降りしきる中山競馬場芝2000mを舞台に行われた。残念ながら悪天候により芝コース重馬場での金杯となってしまったが、フルゲート16頭による熱い熱戦が繰り広げられた。

今年の中山金杯を制したのは、単勝3番人気に支持されていたシャドウゲイト(田中勝)。レースはワンモアチャッターが前半の1000mを59,8秒で引っ張る重馬場としては若干速い流れ。先手を奪わずに終始2番手で折り合っていたシャドウゲイトは、3コーナーで手ごたえの怪しくなったワンモアチャッターを交わし先頭へと躍り出ると、直線では後続を離すだけというワンサイドなレース内容。

終わってみれば、最後方待機から2着にまで押し上げてきた9歳馬アサカディフィート(10番人気)に7馬身という大差をつけての圧勝劇であった。1000万条件戦を勝っての格上挑戦の身ではあったが、53キロという軽量にも恵まれたことと、もっかのデキの良さが結果に結びついた今回の勝利ではなかったか。それにしても、出走枠にギリギリで滑り込んできたシャドウゲイトの強さには驚嘆させられた。

尚、3着にはディープインパクトの兄ブラックタイドが、「ディープインパクトのイメージで乗った」と後藤騎手が話すように、後方から徐々にポジションを上げ2番人気という人気に報いた格好。残念ながら1番人気に支持されていたマヤノライジンは、道中離れた3番手でレースを進めるも直線では脚をなくし8着に敗れた。「馬場が悪くて馬がノメっていた」と池添騎手が言うように、雨中の道悪競馬というものが直接的な敗因へとつながってしまった。

例年5日だった開幕日を土曜日へとずらした効果か、入場人員こそ前年比89,8%にとどまったが、売り上げは前年比131,2%という大幅増を記録した今年の中山金杯。JRAの改革が開催初日から効果をもたらしたことで、今後の改革路線にさらなら拍車がかかるものと考えられる。実に34年ぶりとなった開幕日の雨が意味するものは?2007年中央競馬開催は盛況の中、この金杯からスタートをきった。

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