2007/01/15

■1月14日(日)京都 日経新春杯(GII)

春の天皇賞を目指す古馬長距離戦線の皮切りとなった第54回日経新春杯(GII)が、14日良馬場の京都競馬場芝2400mを舞台に行われた。そんな今年のレースを制したのは、単勝で5番人気と伏兵視されていたトウカイワイルド。

レースはサイレントディールが先手を奪い、ウインレガート、ワイアットアープが2,3番手に続く縦長の展開で進んだ。トウカイワイルドは終始後方の内目でレースを進め、安藤勝騎手の手綱はガッチリと抑えられたまま折り合いに専念という騎乗ぶり。

そして4角では6番手までポジションを上げると、そのまま最内の経済コースへと潜り込み、ゴール寸前で先に抜け出していたトウカイエリート(2着)を内から捕らえ、そのままゴール板を先頭で駆け抜けた。終始内目で馬を我慢させた安藤勝騎手の決め打ちとでも言うべき内をすくった好騎乗であった。

尚、1番人気に支持されていた昨年の覇者アドマイヤフジだが、中団からレースを進め手ごたえよく3番手で直線を向くも伸び脚を欠き6着に敗れた。11ヶ月半に及ぶ骨折休養の影響か、520`を超す馬体もどこか精彩を欠いていたように感じられた。大型馬ゆえ、ここを叩いたことによる変わり身に期待したい。

勝ったトウカイワイルドは別として、末脚に賭けていた2,3番人気のメイショウオウテ、オースミグラスワンらも、本来の決め手を発揮することなくそれぞれ4,8着へと敗れ去ってしまった。結局上位2頭は内から抜け出してきた馬で、コース取りの差というものが明暗を分けたレースともいえる。

終わってみれば前走オリオンS(1600万条件)でワンツーした馬同士の決着。そして共に前走比からマイナス3`(57`→54`)という斤量差が結果に反映されたレースではなかったか。いずれにせよ、主役不在を強く印象づける古馬長距離戦線のスタートとなった。

江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」

バックナンバー>>
2007/01/15

■1月14日(日)中山 京成杯(GIII)

今年で47回目を数える明け3歳馬による京成杯(GIII)が、14日晴れ良馬場の中山競馬場芝2000mを舞台に行われた。今年このレースを勝ってクラシック戦線へと名乗りを挙げたのは、単勝3番人気に支持されていた松岡騎手騎乗のサンツェッぺリン。

好スタートから無理なく先手を奪ったサンツェッぺリンは、前半の1000mを62,3秒というスローな流れに持ち込んだ。直線に向いても軽快な脚取りは乱れることなく、逆に後続との差を広げ、終わってみれば2着のメイショウレガーロ(1番人気)に2馬身差をつけての逃げ切り勝ち。

1勝馬の身を考慮し自己条件である来週の若竹賞も視野に入れていた陣営であったが、あえて重賞へと挑戦させてきた最終的なジャッジが見事に功を奏したといえる今回の勝利。昨年夏に開業したばかりの35歳の若手調教師:斉藤誠氏は、今回の勝利で早くも重賞初制覇というタイトルをものにした。

尚、1番人気で2着となったメイショウレガーロだが、道中は7番手からレースを進め徐々に進出したが、勝ち馬に迫るまでの決め手とまではいかず、結果逃げ切りを許してしまった格好。5番手までポジションを上げてきた4角でもスムーズさに欠けており、少し頭の高い走法が気になった今回の敗戦。

勝ったサンツェッぺリンは前走のホープフルS(2着)時には、ハイペースを早めに追い上げる競馬を見せており、今回の逃げ切り勝ちを含め非凡なレースセンスの持ち主であることをあらためて示してくれた。

混沌としている3歳クラシック戦線ではあるが、関東から期待の新星が誕生したといえる今年の京成杯ではなかったか。冬枯れのターフに感じる今年のクラシック戦線は、確実にその勢力図を彩どりつつある。

江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」

バックナンバー>>