2007/01/22

■1月21日(日)中山 アメリカJCC (GII)

今年の古馬中長距離戦線を占う意味でも大変注目された第48回アメリカJCCが、21日中山競馬場芝2200mを舞台に行われた。役者揃いとはいえない今の古馬中長距離戦線に今年このレースから堂々と勝ち名乗りを挙げたのは、単勝2番人気に支持されていた横山典騎乗の4歳馬マツリダゴッホ。

レースは1番人気のインティライミが掛かりぎみに先手を奪い後続を離しつつ逃げるという縦長の展開。軽快に飛ばしているようにも見えたがそのフットワークにはどこか力みが感じられた。3,4コーナー手前で中団に位置していたマツリダゴッホが一気にインティライミを捕らえると、そのまま後続との差を広げ先頭でゴール板を駆け抜けた。開催の進んだ冬枯れの芝状態で、勝ちタイム2:12:8という時計は評価に値する数字であったといえる。

2着にはスタートで立ち遅れた5番人気の4歳馬インテレットが、勝ち馬から5馬身差ながらもメンバーでは唯一となる34秒台の末脚を繰り出し入線した。尚、シルクネクサス、インティライミといった5歳勢が3,4着に敗れており、4歳馬と5歳馬の世代間における能力格差というものを少々感じてしまうレースでもあった。

伝統ある古馬の中長距離重賞ではあるが今年の出走馬は10頭のみ。ましてや昨秋の古馬GIロードを歩んできた馬の参戦もなかった今年のアメリカJCC。そして4歳のマツリダゴッホとインテレットがこのレースでワンツーしたことにより、古馬にエース級が不在であるという現状の勢力図をあらためて示した格好。この先が楽しみなマツリダゴッホ、インテレットではあるが、同様に古馬の奮起というものを心から願いたいものである。ディープ世代と呼ばれる現5歳馬から、果たしてエース核と呼ばれる晩成型スターホースの出現は今後あるのであろうか?

江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」

バックナンバー>>
2007/01/22

■1月21日(日)京都 平安S(GIII)

フェブラリーS(2月18日 東京 ダート1600m GI)へのステップレースである第14回平安Sが、21日曇り良馬場の京都競馬場ダート1800mを舞台に行われた。なんとか賞金を加算してフェブラリーSへと向かいたい組と、ここを叩き台に本番への目処をたてておきたい実績馬とがフルゲートを賑やかに埋め尽くした。

今年のレースを制したのは伏兵視されていた石橋守騎手騎乗の9番人気メイショウトウコン。レースは逃げたエイシンラージヒルにバンブーエール、クーリンガーと続いた展開が比較的速い流れを形成し、差し・追い込み馬の台頭を呼び込んだといっていいレース。勝ったメイショウトウコンは道中では15番手に控えラストの決め手に賭けるというレースぶり。最後の直線では前にいたサンライズバッカス(2着)との追い比べとなったが、見事にその追い比べをアタマ差制し、3連勝で重賞初制覇を飾った。

尚、1番人気に支持されたフィールドルージュだが、後方から脚は見せたもののスムーズさを欠き6着に敗れた。乗り方に注文のつく馬ゆえ、多頭数競馬での捌きに課題の残ったレース内容ではなかったか。3着には関東から参戦したシャーベットトーンがデキの良さを活かし前々でレースを進め粘りこんだ。

勝ったメイショウトウコンの勝因は決め手と時計勝負に強いタイプということであろう。前走の花園Sでも同じ京都のダート1800mを脚抜きのいい重馬場とはいえ、1:49:2で駆け抜けていた実績があった。今回の勝ち時計1:51:0と、メンバー唯一となった上がり35秒台の決め手からも、さらに先を考えていい馬だといえる。

東のアメリカJCCの結果とは打って変わって、ダートのこのレースでは5歳勢が上位3着までを独占した。現状の芝戦線とは異なりフェブラリーSを目指す古馬ダート戦線は非常に層が厚い。充実した実績馬と新興勢力というレースの図式こそが、1番レース自体を盛り上げてくれる効果ということではなかろうか。日替わりでヒーローが誕生するといっていい熱いダート戦線はこれからが本番である。

江戸川コナンの競馬ブログ:「江戸川コナンの探券帝王学」

バックナンバー>>