2007/1/24

■根岸S(GIII)の展望

フェブラリーS(2月18日 東京 ダート1600m GI)の前哨戦だが、本番へは直結傾向にはない根岸S。開催時期の変更もあってか前走ガーネットS組が4年連続で連絡みを果たしているレースでもある。03年の中山開催(ダート1200m)以降のここ3年は、前半の3ハロンでも34〜35秒台で流れており、ダート1400mにしては比較的平均に近いラップを刻んでいるレース。

面白いのは、ガーネットSから挑んできたここ3年の勝ち馬が、そのガーネットSよりもここで着差を広げ、レース内容も良くなっていることである。04年の勝ち馬シャドウスケイプ(ガーネットS3着)は、ガーネットSでは3馬身半離された2着のブルーコンコルドを相手に逆に大きく大勝している。一昨年は勝ったメイショウボーラー(ガーネットS1着)が、ガーネットS時では3馬身差あった2着馬との差を、このレースでは7馬身と大きく水をあけている。そして昨年においては、勝ったリミットレスビット(ガーネットS1着)が、ガーネットS時のクビ差という着差を2馬身差にまで広げ快勝している。

つまりは、1200mよりも1400mという舞台に距離適正をもっていた馬達であったといえる。紐解いてみると、シャドウスケイプにおいては交流重賞ではあるが、グランシャリオC(ダート1600m2着)や、名古屋優駿(ダート1900m2着)などという比較的長い距離にも実績を持っており、メイショウボーラーにしても言うまでもなく芝A級マイラーの存在、そして昨年のリミットレスビットにいたっても、未勝利戦をダート1800mで勝ちあがっている馬でもあった。

したがって、このレースの攻略には「ガーネットS」「距離の融通性」という2つのキーワードが必須であると考える。ではそんなコンセプトで今年の出走メンバーを占ってみよう。注目はギャラクシーSを快勝しここへと挑んできたシーキングザベストだろう。東京ダート1400mのレコードホルダーでもあり、1400mでは6勝を荒稼ぎしている無類の巧者と呼べる存在。東京ダートも2戦2勝で、この馬の中心は動かしがたいか。

そして昨年の覇者であるリミットレスビッドにも注目。前走ガーネットSでは59`を背負い2着に好走。8歳馬とはいえその能力に陰りは感じられない。その他ではガーネットSでテンの3ハロンを32秒7というオーバーペースで飛ばし潰れたジョイフルハートの巻き返しにも注目。デビューから11連続連対してきたこの馬の競争センスは脅威である。

東京ダート1400mを得意としているボードスウィーパー、トウショウギア、オフィサーあたりの参戦もあってかなり面白いレースになりそうである。さて、その結果やいかに・・・。

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2007/1/24

■ 東京新聞杯(GIII)の展望

最近では年明けのマイル戦京都金杯やニューイヤーSからのステップ馬の活躍が目立ってきている東京新聞杯。ここ3年ではレースの後半3ハロンが1秒以上前3ハロンの数字を上回っており、スローペースからの上がりの競馬というのが定番になりつつある。昨年の勝ち馬であるフジサイレンスは、ニューイヤーS3着からのステップ馬で、この東京新聞杯では出走メンバー中唯一33秒台の末脚でレースを制している。04年の勝ち馬ウインラディウスにしても33秒台の末脚を繰り出しており、一昨年の勝ち馬ハットトリックにいたっては、32秒9という極限の末脚でこのレースを制している。

また、過去の連対馬の過半数が重賞未勝利馬で占められていることと、スティンガーやクロカミといった重賞勝ちしている牝馬すら3着が最高という牝馬劣勢のレースでもある。狙いは、同じマイルの京都金杯やニューイヤーSからのステップ馬で、スローからの上がりの競馬に滅法強いクチということになる。但し、重賞実績は問わず、牝馬は1つ狙いを下げた方が賢明か。

で、今年の出走メンバーからの注目馬は、同舞台の富士S、キャピタルSを連勝中のエアシェイディだろう。安藤勝騎手とコンビを組んだここ2走の上がりタイムは33,3、33,5秒というまさにこのレース向きの馬といえよう。東京コースでは連対率100%を誇り、天皇賞・秋を目標としている陣営としてはなんとしても勝っておきたいレースだろう。対するは安田記念を最大目標としているスズカフェニックス。今回は2戦ぶりに武豊とのコンビで、橋田調教師からも「勝っておきたいレース」と、自信を除かせるコメントもあり、ここは注目の一頭といえる存在。

他では昨年の桜花賞馬であるキストゥへヴンや、舞台得意のキネティクスあたりの参戦もあるが、個人的には前走の京都金杯では湿った馬場に完全に決め手を殺がれてしまったホッコーソレソレーに妙味を感じている。京都金杯の前までは4戦連続で上がり34秒を切る鬼脚を繰り出しており、先行有利な開幕週の馬場とてこの馬の決め手だけは要警戒である。

1番華麗な超高速の末脚を見せてくれるのは果たしてどの馬か?注目のゲートインは土曜日27日。

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