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■共同通信杯(GIII)の展望
東京芝1800mを舞台に行われ、現時点の3歳馬の能力を計り知れる格好のレースといっていい共同通信杯。かつてはクラシックの登竜門的なレースであったが、ここ最近の勝ち馬は01年のジャングルポケットを最後に、クラシックのタイトルには手が届いていない。
このレースの背景には前走2着と好走し、そしてここで1番人気に応えるという傾向が色濃く出ている。01年のジャングルポケットや昨年の勝ち馬アドマイヤムーンなどは、暮れのラジオたんぱ杯で2着し、このレースでは1番人気という支持に見事に応えている。02年のチアズシュタルクにしてもシンザン記念2着からの1番人気馬で、一昨年のストーミーカフェも朝日杯FS2着から同じく1番人気に応えての勝利。
言うならば現時点の実績だけである程度力量を決め込んでもいいレースといえる。過去10年の連対馬20頭中19頭までが1800m以上のレース経験を持っており、重賞連対歴があって、前走重賞3着以内の馬に限れば【4,2,0,0】と連対パーフェクトである。よって、決め打ち(1点買い)も可能なレースか?
反面、このレースで波乱を演じた馬達にも共通項がある。99年に10番人気で勝利したヤマニンアクロは過去4戦に着外のない馬で、東京芝1800mにも連対実績を持っていた。また、00年に6番人気で2着したジーティーボスも、過去8戦で着外のない馬で、やはり東京芝1800m戦での好走歴(4着)を持っていた。03年に10番人気で3着したリワードシンバルなども過去4戦着外なしの馬で、過去に着外なし(相手なりに走れる馬)ということと、東京芝1800mでの好走歴というものが密接に絡むレースといえよう。
では今年のメンバーから。なんといっても注目は3戦3勝のフサイチホウオーと、2戦2勝でディープインパクトの半弟という血統が魅力のニュービギニングとの初顔合わせ。フサイチホウオーの重賞連勝についてはケチのつけようのないところだが、ニュービギニングの前走は凄まじい追い込みといっても、展開の利と外が伸びる馬場状態であったことも事実。意外や武騎手のこの馬に対する評価も辛口なのだ。それにしてもここは注目のカードといえる。その戦況を静かに見守ろう。
おじちゃまのレース展望からの注目はフライングアップルである。同舞台の東京スポーツ杯でも2着しており、朝日杯FSでも1馬身半差の4着という実績の持ち主。おまけにデビューから5戦を消化し着外なしというのは、先に触れた傾向にズバリとあてはまる馬である。今回は藤沢厩舎の同馬に岩田騎手がわざわざ乗りに来るのだ。これは何かある!
地方からも今年は強力な馬が参戦してくる。最優秀2歳牡馬に輝いたフリオーソである。ダーレー・ジャパン・レーシングが満を持してここへと送り込んできた刺客である。その走りは芝でも要注目だろう。結局はジャングルポケット対アグネスタキオンという同期の種牡馬対決でもある今年の共同通信杯。仮に01年のダービーでアグネスタキオンが走れていたなら、果たして勝ったのはどっちだったんだろう?
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