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■きさらぎ賞(GIII)の展望
ここ最近ではこのレースに出走した馬達がクラシックでも大活躍している本番直結のレース。直近4年を振り返っても03年の勝ち馬ネオユニヴァースはダービー馬へと。04年にはこのレースでは3着に敗れたもののダービーでは2着と健闘したハーツクライ。そして、一昨年はこのレースでは3着に敗れたもののシックスセンスがダービーでは3着と健闘。昨年においても2着馬メイショウサムソンはご存知2冠奪取に成功。そのメイショウをこのレースで退けたドリームパスポートやアドマイヤメイン(5着)などのその後の活躍は言うまでもない。
面白いのはオープンで好走していた馬達よりも、500万条件からのステップ馬がここ10年で7勝していること。相性のいいのが白梅賞(京都芝 1600m)からのステップ馬で、白梅賞では2着敗れていたスペシャルウィークや、勝って参戦してきたネオユニヴァース、メジロマイヤーらが該当。次位が福寿草特別(京都芝 2000m)で、福寿草特別では3着に敗れていたナリタトップロードや、勝って参戦してきたシルヴァコクピットらが該当している。
前走500万条件戦で敗れながらも重賞へとぶつけ結果を出したスペシャルウィークやナリタトップロードのような素質馬達のここが実質的なスタート地点でもあった。新馬を勝ちながら次走500万条件戦で敗れたことにより、陣営の描いてきた全勝できさらぎ賞→クラシックという青写真が微妙に狂ったことによる強硬な参戦ではなかったか?ここは実績vs素質というレースで、素質が浅い実績を上回ることが多いのである。では今年のメンバーを占ってみよう。
素質という面での注目はオーシャンエイプスだろう。圧巻だったのは同舞台で行われた新馬戦で、2着に8馬身差をつけての圧勝劇。勝負どころでも追うことなく上がり34秒3という鬼脚を披露した。陣営も「クラシックに行かなくちゃいけない馬」と、最大限にその能力を評価しており、先に記した素質が実績を上回りやすいレース傾向からして、きさらぎ賞向きの馬といえよう。前走で見せた3〜4コーナーからあっという間に加速して馬なりのまま直線入り口で先頭に立っていた走りには正直驚かされた。直線でも離す一方で、走りにも強靭なバネさえ感じられた。かなりの大物といっていい存在。
対するは重賞勝ちの実績を誇るナムラマース。レース間隔が開いていた前走からの上積みを考えれば怖い馬である。ここまで8戦3勝2着3回というのは、凡馬に出来る芸当でもなく、この馬のレースセンスには要注目だろう。他では、朝日杯FS(11着)から折り返してきたアドマイヤヘッドや、百日草特別(東京芝1800m)で記録した1:47:5の時計が光るアサクサキングスなどが候補と呼べる存在。
注目の白梅賞組からはディープスピリットただ一頭の参戦となってしまった。確勝を期した前走のくすのき賞でも頭差2着とツキに見放されており、押せ押せできているローテと、素質馬というには少々物足りなさもあり、ここは上記に拾った4頭の競馬と見るべきか?さて、どんな派手な勝ち方をオーシャンエイプスは見せてくれるのか?コイツはかなりの大物たい!
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